我が家では、目玉焼きにリンゴジャムをかけて食べます。
というのはウソですが、各家庭によって独特の料理や食べ方などがありますよね。
これは食べ物に限らず、「言葉」にも家庭独自のもあるのです。
うちのカミさんの家系にある独自の言葉は「じぎれ」です。
「えっ? じぎれ・・・?」
一瞬、切れ痔のようにも聞こえますが、違います。
カミさんは、頻繁にこの「じぎれ」という言葉を使います。
そして、カミさんの母親も普通に使っています。
最初は、何のことを言っているのかさっぱりわかりませんでた。
そんな言葉は、聞いたことがありませんし、辞書を何冊調べても載っていません。
カミさんに聞くと、
「おばあちゃんも使ってたよ。ウチではフツーの言葉」だそうです。
でも、辞書にものってないし、インターネットの検索でもヒットはゼロです。
とても普通の言葉とは思えません。
まあ、現存する言葉かどうかは、このさい置いておくことにしましょう。
カミさんに逆らっても、仕方ありませんから。
ところで「じぎれ」の意味、気になりますよね?
カミさんの説明によると、
「お腹が空いて元気がなくなった状態」のことだそうです。
定かではありませんが、漢字でかくと「地切れ」と書くようです。
「地頭」などと似たニュアンスですね、たぶん。
用法はこんな感じです。
お腹が空いて、これ以上歩くのもつらい。
そんなときに、
「地切れした」
と使います。
あるいは、幼い子どもを連れた母親が、さっきまで元気に遊んでいた子が遊び疲れてヘトヘトになった様子を見て、
「この子ったら、地切れしたのね」
と使ったりもします。
みなさんも、我が家独特の言葉があれば、ぜひ教えてください。