「私は完璧よ」と言い張るカミさんは、どこか抜けている。

昔銀行に勤めていたので、正確さや仕事の完璧さには少しばかり自信があるカミさん。
「私は完璧。だから絶対に間違えることはないっ」
といつもいばりちらしています。

やはりうちのカミさんは、『世界は私中心に回っているのよ』と思っているフシがあるようです。
確かに事務仕事などにおいては非常に優れています。
何時間も集中し、とてもきれいに、しかもほぼ完璧に成し遂げます。
それは、ぼくも認めます。

でも、100%絶対に完璧なんてことはあり得ないと思うのですが、カミさんは頑として認めません。

そんなカミさんは、ぼくがちょっとでもミスをすると、
「また電気つけっぱなしだったよ」
「ベランダの鍵、開けっ放し」
「ドライヤーのしまい方が違う」
「このタオルはトイレ用、あれはキッチン用。もう、何度言ったらわかるの!」
と、おそろしいほどに責めまくります。

軟弱な神経の持ち主なら、
「ごめんんさい。許してください。ぼくってダメなヤツです」
と自己嫌悪に陥り、すっかりと自信を失ってしまうことでしょう。
でも、ぼくは大丈夫。

カミさんがほぼ完璧にいろんなことをこなすのは認めますが、うっかりもありますし、思い違いをすることもあるのを知っているからです。
カミさんがミスしたら、
「何が完璧だ。ちゃんちゃらおかしいぜっ。顔を洗っておととい出直してこいっ!」
とドヤ顔で言い放ってみたいのですが、逆襲が怖いのでできませんが。

何度も鍵を持って出るのを忘れるカミさん

ところで、カミさんが2度も3度もやっているミスが鍵忘れです。
朝は、カミさんの方が家を出る時間が早いため、家の鍵はぼくが締めます。
そのため、いつもと違うバッグで出かけたときに、カミさんは鍵を忘れることがあります。

ぼくが家に帰っているときは問題はないのですが、万が一夜の10時、11時と遅い帰宅になった場合、カミさんは路頭に迷うしかありません。
完璧を自認するカミさんは、ここ数年でそんなミスを3回しています。

最も悲惨だったのは、スーパーでたくさん買い物をしたときです。
しかも牛乳やら油やら、重いものをしこたま買い込んで。
その上、おニューの靴で若干靴ずれ気味。

マンションに着いたら、

「あっ、やっちまった。鍵がないっ」

と焦りまくったそうです。

その日のぼくの帰宅予定は、深夜近く。

重たい荷物がさらに重く感じ、靴ずれの痛みもズキズキ。

半べそ状態で近所の喫茶店で時間を潰したそうです。

何時間も・・・。

鍵忘れとか、ちょっとした思い違いとか、2度手間とか、買い物リストを持参するのを忘れて買い物に行くとか、持っている本を2冊を買うとか、買い物でお釣りをもらい忘れるとか、そういった日常の些細なミスをのぞけば、うちのカミさんはかなり完璧です。

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